まっ、テーブルにこの料理が出てきた時は、びっくらしたわな。
いまフラッシングのチャイナタウンで一番HOTな一品がこれなんでしょーね。
ずばり、ムスリム・ラムチョップっす。
激しく肉に降り注ぐ香辛料の雨、そして連なるラムの肋骨が衝撃的っす!そして赤く黒く乾いた感じの色彩が「食べる」っちゅーより「喰らう」っちゅーか、食べる方も気をシャンッとしてないとだめね。あぁ、さっき家を出る前に鮭茶漬け食べてしまったことが悔やまれる。
では、喰らおう。しかし、店のオンボロナイフでは骨から外せないわ。あっ、なんだっ、裏返しにして切ったら切れるんだ。結構、この状況の中、裏返して切ってはいかがと考えられた自分を褒めておこう。連れの友達、興奮してヒャーヒャー言ってるし。
味っすか! 旨いっす。豪雨のような香辛料はクミン、チリペッパー、コリアンダーシード、キャラウェイ等等……だと思うんですが、思ったより辛くないし。もちょっと辛くてもおばさんはOKよって思ったほど。お肉は、おぉぉぉ〜っ、外は揚げたカリッとした食感で、中はとーても柔らかじゃん。そしてしょっぱくないの、これは意外であった。変な塩気ってのがなく、まさしく肉の味がする。すげ〜っ。
あぁ、この味、どっかで食べたなと思い出したよ。ロシアで喰ったウズベキスタンのラムチョップの味と似てる。香辛料が共通ね。で、ムスリム圏の地域のラム肉の香辛料の使い方をした料理だkら、ムスリム・ラムチョップなのかしらん。それとももっと深い意味があるのかしらん。まっ、これがムスリムの人達が食べるハラルフードであって、宗教上の決まりがあるものではないと思いますけど。他のメニューに豚肉料理もこの店ありますからね。インドカレーとか、タイカレーとか、ハワイアンハンバーグとか広島風お好み焼きとか、そんな類いじゃないでしょーか。
まっ、衝撃の一品、がっつり、ビールと共にいただきましたが………、えっ、ええっ、隣りのテーブルでもっと凄いの食べてる中国系カップルが。ジ〜〜〜〜〜ッと突き刺すような視線で見てると、おじさん微笑んで、「1つあげましょか、美味しいよ」と。ううん、いりません。その食べ物面白過ぎる。今度もいちど来て、絶対それ食べるからいいですとお断りした。楽しみは一気にじゃなくて、小出しの方がもっと楽しいじゃないっすか。しかし、その食べ物がまたすごいの。いろいろレストラン行きましたが、そういうシチュエーションで食べますかっ!!!!!ってーやつなの。お楽しみに。中国、大胆。