おや、まあ、また知らん若葉がチャイナタウンに出てましたね。最近は「味見するからちょっとだけ分けてよ」とずうずうしく売り子のお姉さんにネゴシエイトして、発音を聞き、食べ方を聞いているという図太い私です。お姉さんも最近それがわかったのか素直に教えてくれます。
この緑の若葉っぽいやつの名前は「久杞」というらしいです。発音は「キャウケイ」とか言ってましたが、あまりにも笑いながら言うんで、よく分からん。お姉さんの発音に合わせて私がマネするのが、超おかしいらしい。確かにおかしいよね。いつもウケてます。料理の仕方は、今回のはいつものように「炒めろ」とは言わなかったんだよ。「軸は料理しないで、葉っぱだけ取って、さっと茹でてスープに入れろ」と教えてくれました。ん、ん、ん。いつも茹でろなんて言わないのに今回こう言ったってことは、かなりアクが強いに違いないとうすうす思って家に帰って生で食べてみると、「こりゃ、いかん」系のアクの強さ。でも、この季節に売り出すんだから、絶対に体のどこかにいいに違いないはず。さっと茹でて水でさらして搾ってパクッ。ありゃ、まだアク強い。醤油をかけてみたら味は落ち着いたが、食べた後、口の中が渋い。んー。このままじゃ、ダメあるよ。ってことで、意地でも食べようと、茹でた葉っぱを千切りにして油で炒め、醤油とみりんとゴマで和えてみたら、やっといけました。ここで、イカゲソちゃんと竹の子ちゃんに登場していただき、「久杞」さんは脇役ってことで、竹の子さんを立たせる台という脇役として食卓にならびました。でも、蒸し焼きにしただけのゲソにちょっとからめて食べるとおいしいじゃないの! でもここまでして、この葉っぱを買って、調理するほどのことじゃーなかったです。誰かこの「久杞」って葉っぱのこと知ってる人がいたら教えてほしいです。いろいろ調べたが不明。「杞」って言う字は「クコ」なので、クコの葉っぱを調べてみたけど、なんかちょっと違ってる。ああー、じれったい。わからん。