日本の甥っ子から「まっちゃん、今度ロシアに行ったらロシア製の戦車と戦闘機のプラモデルを買ってきて」と頼まれていたんでお土産に。日本に電話したら、ぱっとその機種を伝えてくれた。で、アパートの近所にあるプラモデル屋へ行ってみると、あるわあるわ、しかし私の知らない世界だわぁ。店員さんに書き控えた紙を見せると、さっと持ってきてくれた。スホイ27という知る人は知るロシアの戦闘機みたいね。指定の戦車はなかったのでまたどこか他の店に寄ってみる。プラモデルかぁ、なんか懐かしいなぁ。弟が子供の頃よく作っていたな。弟譲りなんだろうな甥っ子はこういうの好きなの。ちなみに弟はプラモデルばっかり作っていて小6の時に「これでプラモデルは卒業しろ」と父親に言われて、最後に戦艦大和のめちゃくちゃ大きいのを買ってもらって、何日もかけて父と一緒に作って、近くの川に浮かべに行ったら、一発で沈んで家に帰って泣いていたのを思い出した。
プラモデル屋があるのは、うちから最寄りの地下鉄駅ゴーリコフスカヤの駅前からちょっと行ったところです。この地下鉄の駅「森に下りて来たUFO」みたいでしょ。昔の駅もこんな形だったらしいんですけど円盤の丸い部分が老朽化して最近新しく改装したらしいです。
駅の名前は作家のゴーゴリーからきてます。駅前にゴーゴリーの像があります。この駅を使ってるんで、せめてゴーゴーリーの小説の1つは2つは知っておこうと、来る前に「鼻」と「外套」を読んできたんで、銅像眺めるとちょっと分かったような気になるもんですね。ってか分かってないけど。
駅はアレクサンドロフスキー公園の中にあって、この公園のネバ川っぷちにサンクトペテルブルグの発祥の地であるペトロバヴロフスク要塞があります。ネバ川はさんで対岸がエルミタージュ美術館。あと公園内にはごきげんな小さなでも歴史のあるシロクマで有名なレニングラード動物園、水族館、プラネタリウムとかもあります。いい所っす。旦那に「いいねぇ。こんな素敵なところに住んで」と言ったら「毎日俺は観光してるわけじゃねーよ。働いてるんだよ」と言い返されたけど、いい所です。上の写真は公園の中にある穴蔵になったカフェです。
冬はこんな感じだったのに、今は緑に囲まれて全く感じが違います。冬の方がムードがありますが、まぁ寒過ぎますここは。やっぱり春や夏がいいかなぁ、やっぱり冬かなぁ、まぁどっちもいいっか。
駅前の通りには小さな商店が軒を並べてます。さらりとエリックカイザーのパン屋もあったりします。こっちじゃボルコンスキーって名前になってるんですけど。
ちなみにこれは信号待ちしてたら来たロシアの消防車。目的は同じだから別にこれはアメリカも日本も変わりませんが。