●ユニバーソウル・サーカス(UniverSoul Circus)
ブルックリンのQトレインに乗って行ってきやした、黒人サーカス。今、ニューヨークの新聞やテレビで話題になってる「ユニバーソウル・サーカス」です。このサーカス団、本当に黒人ばっかりで、お客さんもアフリカ系アメリカンが圧倒的な数(ほぼ全部)で、まぁ、その盛り上がり様と言ったらすごかったよ。大人も子供も、もうノリノリ。こんなに盛り上がるサーカスはないね。前の座席の4歳ぐらいの子供が「一緒に踊ろう、おばちゃんも!」って、私の手を取るんで、もう踊るしかない。飛んだり跳ねたりしましたよ。
朝の10時半から始まって、まず、ピエロが登場、その後トリニダード・トバコからのカリビアンダンサー達の「火のバーのリンボーダンス」、アフリカはガボンからのチームの「空中綱渡り」、「象やライオンの曲芸」(今年私はリングリングの真夜中の象の行進も見てるんで、なんか象の当たり年って感じです)、エチオピアチームの「ボディー・ジャグリング」、「オートバイの曲芸」なんかが次から次へと出てくる。その合間、合間にコメディアンのトニー・トーンのMCが会場を盛り上げます。音楽は、ニューオリンズ出身の男の子によるラップやソウルで、もうクラブさながらの大音響。もちろんスクラッチ、キュキュキューもやっちゃいます。その他、独特なのは、教会音楽、ゴスペルがjかかり、大人も子供も「ジーザス、ジーザス」と大合唱になっちゃいました。今年から新しく、中国でも一番歴史があり、由緒ある上海曲芸学校の子供達(7才から12才)が、特別ゲストとして、すっごーい「空中ブランコ」を披露。さすが、英才教育を受けた子供達の曲芸は、オリンピックよりすごいよ。でも、さすがにオチビさんなので、アメリカに遠征に来た直後は、「家に帰りたい」と泣いてたそうですが、ツアーが始まると、気合いが入り廻りのプレーヤーの人達と楽しく毎日演技してるそうです。
昔からのクラシック派「リングリング」に始まり、「ビッグアップル」、美しさの「シルクドソレイユ」と、ニューヨークの春はサーカスがバンバンやって来ますが、このノリノリのパワフル新派「ユニバーソウル」、ぜひ一度みんなにも見てもらいたいなあ。
■ブルックリンでの開催は、プロスペクトパークにあるスケートリンク「 Wollman Rink」(@ Parkside & Ocean Ave. )で、4月30日までやってます。その後、ブロンクスのヤンキースタジアムの駐車場で5月2〜7日、クイーンズのロイ・ウィルキンズパーク(Roy Wilkins Park @ 177th Street & Baisley Blvd,)で5月9〜21日まで開催予定。