何気なくご飯を食べられる日本の店ってーのがNYは激減してる中、潰れないでがんばってる老舗食堂と言えば「サッポロ」でしょうか。タイムズスクエアの真ん中にあります。日本食の元祖定食屋で残ってるのはここぐらいでしょうか。昔は、ここの従業員さん、みんな中南米を旅するバックパッカーだった。ここで数ヶ月働いてはみんな旅に出て、お金が尽きたらまたここに戻って来て一生懸命働いて資金を稼いで、また旅に出る…みたいな人たちが多かったな。ダウンタウンの松屋って弁当屋もこういうお兄ちゃん達が働いてたなぁ。今じゃそんな旅のスタイルもほぼなくなったどろうし、そう簡単にはレストランでもビザがうるさくて働けなくなったし。せちがない世の中になったような気がします。サッポロに最後に行ったのはもう覚えてないなぁ。10年ぶりぐらいかな。確かラーメンと餃子とチャーハンが美味しかった記憶がある。と言っても、最近はNY中ラーメン屋がはびこっていて、そうそうラーメンを食べるのに不自由することはなくなった。どの店も差別化でいろいろなラーメンが出てきてるが、私はサッポロのラーメン好きです。そんな難しいこだわりはないし、昔ながらの少々荒っぽい感じが好きなんです。今日はNYにずっといる釣り仲間で「生ビール」「ぎょうざ」「ラーメン」「チャーハン」を食べようぜ、さぁ、どこにする?ってことでサッポロにしようってことになって。注文していきなり来るビール、間髪を入れずにやってきた餃子! いいねぇ、この早さ。ややこしい言い回しのウエイターじゃないのがいいわ。いちいちしつこい説明しなくても、こっちは日本人だぞってメニューの角で頭どついたろかとつっこみたくなるウエイターじゃないのがいいのよ。もったいぶって持って来て、こっちが話し込んでんのに、「味はどうですか「」とか割って聞きにくるヤツがいないのがいいのいいの。1時間足らずで、2人でビールジョッキで2杯、冷やし中華2人前、餃子4皿、酢の物2皿、チャーハン2皿、そして塩バターラーメン1つを食べた。さすがに動けないくらいお腹いっぱい。あ〜、ごきげんで喰った喰ったぁ。巨体の相棒に負けずに喰ったぁ。