これはヨーロッパからの輸入の鯛です。アストリアには、国内産の鯛「レッドスナッパー」「ボーギー」とは別にこの黒鯛を扱っている魚屋が多いです。客のおじさん達は「オラード」と呼んでいます。調べて見ると、鯛はフランス語で「ドラード(daurade)」、イタリア語では「オラータ(orata)」。おじさん達の言っているのは「オラード」ってことは、これイタリア語とフランス語の合体? ギリシャ語なのかな?? 不明。呼び方はなんにせよ、これは日本でいう「ちぬ」です。アメリカのドメスティックものより、味が濃く脂も乗っていて断然おいしい。塩焼きにはバッチリですよ。今度アストリアに来たら、魚屋でぜひ買って帰ってくださーい。
今日はこの魚を丸ごと塩焼き。塩はちょっといいのを使ってみたりして。そして食べ終わった骨と頭を割って、昆布を入れてスープを作り、今日の主役「アーティチョークのかやく御飯」にたっぷりかけて、海苔もかけて
「アーティチョーク入りの鯛茶漬け」を作ったのだ、旦那が。ウヒョウヒョもんでした。すっごーく鯛のだしが出てて超おいしかったよーん。無駄なく「鯛1匹」食べました。
その他に、イカが立派だったので、それも「刺身」と「七味山椒焼き」にして食べました。春のイカは、秋のに較べてちょっと水っぽい。わさび醤油にマヨネーズを加えて食べたんだけど、これなかなかイケるんですよ。タコの刺身なんかもうちではこのソースで食べたりしてます。