部屋の両脇には、床を抜いて、氷を崩して、こんな感じの穴を作ってくれてるんです。ここに糸を垂れて、釣り開始。
左右の壁に、魚のいる「棚」を調べるための仕掛けが備え付けられてます。これを水中に、長さを変えて落として、水深どのくらいに魚がいるかを見極めるわけです。でも、今日は魚影が薄いから、底狙いにするので、この仕掛けは全部は必要でなく、底に1つだけ垂らしておいた。
この日の釣りは、お昼12時から夕方6時までの、下げ潮狙い。どうも上げよりも下げの方がいいみたいね。スメルトキャンプはこの辺に5、6箇所あるんだけど、場所によって潮の干満の時間が違う。その時間に合わせて、小屋の入れ替え時間が設定されてるんです。今日は、朝6時からの上げ潮時、お昼12時からの下げ潮時、それと夕方6時から夜中12時までの上げ潮時の3回入れ替え制。本当は上げと下げの両方やりたかったんだけど、ホテルに帰ってゆっくりとごはんが食べたかったのと、さすがに12時間釣りすると、帰りの車の運転が大変になるので、1回だけに。
午前中に来た人の釣果はさっぱりだったみたい。「こんな時期に来ちゃったから、10匹釣れたら良しとしようね」と弱気で始めたんだが、すぐに1匹けっこう大きなのが釣れちゃって、「ひょっとしたら、ひょっとする」という気になった。外はかなりの風があったな。小屋に吹き付けてバタバタバタと音がするくらい。潮が動くと魚が来るが、続かない。喰いが浅いので、かなり慎重に釣らないと針にひっかからないのよね。なかなかタイミングが難しい釣りとなったが、それはそれで、面白い。誘って釣るってやつです。1時ぐらいから3時ぐらいまでポツポツと釣れる。あぁ、晩ご飯確保できて良かった。しかし、大釣りはあり得ない状況でしたねぇ。
結局5時過ぎまで、なんだかんだで30匹。数はぜんぜん少ないが、型は良かった。大きいので20センチ強あったのが救いかな。両隣の小屋は、2匹とか3匹しか釣れなかったらしいから、まぁ、良しとしようじゃないの。仕方ないね、今年は。こんなに暖冬ではお話にならないもんね。地元の人もいい思いしてないと言ってましたねぇ。寒いのがいいのか、暖かいのがいいのか、スメルト釣りは断然寒い方がいいんですけどね。ってことで。