今日はスカースデールの某邸宅での出張料理教室。マグロ抱えて行ってきた。よそのお宅のキッチンで料理を作るってのは、気持ちの上でとてもリフレッシュでき、またこれが楽しい。うちで教える同じ料理を作っても、なんかぜんぜん違う感じがするんですよね。いろんなところで料理したいですねぇ、これからも。
ここでは春以来の顔合わせだったので、みんなで作ったごはんを食べながら、いろんな話題が飛び交う。いつも誰かが美味しいデザートを用意してくれてるのが、私の一番の楽しみだったりして。今日はお手製の抹茶風味のシフォンケーキ、これがめちゃ美味しかった。それと、日本からのお土産の軽井沢の花豆の甘納豆と美味しいプーアール茶。
今日集まった7人中、1人の方がお身内が東日本大震災で被災に遭われ、息子さんや娘さんがこの夏アメリカから学生ボランティアとして被災地に出向かれたという方が2人いらっしゃって、その話をいろいろしてくれた。その時に見せてくれたのがこの地図だ。復興支援地図と言って、各地区の詳しい地図の上に被害が書き込まれており、地震の大きさや町がどのように被害に遭ったかということを一目瞭然で把握することができ、その大きさに動揺してしまった。各メディアを通して私もある程度は知っているつもりでいたが、実際にこの地図を見て自分の知っていたことはほんの一握りのことであったことが判った。「地図は、人間の感情や言動とは違い、これほどにももの言わぬ事実を伝える説得力のあるものなんだなぁとつくづく思った。