1月31日の夜7時。またメイン州です。12月末に川に氷が張ってなくてなくなく帰って、あれから一ヶ月。今回は、うちの旦那さんが「行ってみたい」と言い出したので、この時ばかりと急遽3日前に決めて、JIMMY WORTHING SMELT CAMPSを予約。うちの旦那さん初のアイスフィッシングということで、潮回りが非常に悪いのは承知の上で、とりあえず旦那に体験してもらい来年につなげたいということで行ってきた。当日の潮は、やばいぐらい釣れる条件とは反対の上げ潮。釣果は言えたもんじゃなかった。80余りのシャンティ(小屋)が並んでいたけど、どこもダメ、多い人で5時間で30匹いかないという不漁であった。うちらもご多分にもれずさっぱり。しかし旦那は初めてのアイスフィッシングに大喜びだったので、まっ、良いとしましょう。私も夜のこの釣りは初めてだったのでとても面白かったです。日中より夜の方が好きになっちゃいましたねぇ。しかし、小屋の中は上着を脱がなきゃいられないほどあったかいんですが、外は半端じゃない寒さだった。帰り道、車の温度計は華氏-4度ってことは、摂氏-20度。なんか寒さというものが分け判らない感覚になっちゃいますね、ここまで寒いと。さすがメイン州、冬の大大醍醐味でしたよ。
どうです、こんな感じなんです。凍った川にこういうシャンティという小屋を立て、その中でスメルト釣りをやるんです。この光景どっかで見覚えがあると思ったら、はい、思い出しました。養鶏場の夜の風景に似てます。わては鶏か。
今年はここのスメルトキャンプ、小屋を80以上も出してました。駐車場から川に降りていくと左右に40づつ2棟にして小屋が並んでます。間の通り道を通って
その夜の私達のお部屋#15に。
こんな感じです。ここで5時間、持参の晩ごはん食べながら、酒飲みながら、釣るんです。つまらないわけがない。旦那飲み過ぎです。まぁ、今日は許してあげましょう。初アイスフィッシングですからね。ここまで連れて来てくれたので楽しんでってもらいましょう。はい、今日の晩ごはんのメニューは、用意して来た「ちくわぶ」異常にたくさん入ったおでんと、お昼にポートランドの魚屋で買った地元のオイスターを暖炉で焼いて醤油とレモンをちょっと垂らした焼き牡蠣と、釣ったスメルトの塩焼きにオチャケ。申し分ない献立だ。釣れないんで、後半は食べる方に走ってしまったわね。終了の12時まであっと言う間。隣のグループのおじさん達と壁越しに冗談を飛ばし合い、大笑いしながらの釣りでしたが、結局潮回り最悪、しかも潮は動かずで、釣果はほんまひどかった。けど、それはそれ、いつでも釣れるわけではないのよ、釣りってもんは所詮。いかにいい時間を過ごすかでしょう、負け惜しみとしては。ハハハッ。宣言しときます。潮は下げ潮じゃなきゃだめです、本当に。満潮から干潮になる時間帯を選んで挑戦してみてください。そして毎日釣果が変わるってことも充分頭に入れておいてね。
今年はたぶんこの「大撃沈アイスフィッシング」でメイン州の釣りはここまで。友人に言うとさっそく「リベンジに一緒に行こうぜ」とお誘いを受けましたが、毎週はいくら私だって無理というもの。でも行きたいよな毎日でも、本当は。