普通のドタバタ暮らしに戻った。鶏丸をおろすのって、日本じゃめったにやらないと思うんですが、こっちじゃよーくやるし、こりゃ海外に住んだならできなきゃいけないことなんじゃないかと思います。けっこう面白い。ささみが奇麗に取れたらかなりうれしくなるってもんなんです。魚のどっちがおろすのが難しいかよく聞かれますが、これは別物でしょうねぇ。ちょっとだけ魚かなぁ。私個人は鶏の方がおろすの遅いです。関節にナイフを入れておろすんですが、やはりいくつかおろして骨がどこでどうなってるのか把握しないときれいにおろせない、これは魚と同じ。まぁ、慣れりゃどっちもどっちなんだろうな。
1羽おろす時は、レッグ(足)、ブレスト(胸肉)、ウイング(手羽)、ネック(首)、ヘッド(頭)、それとスープ用のボーン(骨)にばらせるのだが、そこからレッグをタイ(足の上)とドラム(足の下)に、ウイングも関節で上と下に分け(精密に言うと手羽先がwing、手羽元はdrumetteというそうです。日本で言うチューリップになるところ。シアトルのいずみ姐さん、教えてくれてありがとうございます。)、プレストからテンダー(ささみ)をはがして、胸骨から軟骨を取り、しっぽの部分のボンチリも取り、タイからソリレスも取っちゃいます。はいバラバラになりました。初めてやった時はかなりの感動もんです。みなさん、挑戦してみてください。
レッグの肉を骨からはずして包丁で叩いてミンチにして、軟骨も砕いて加えた、鶏のつくね、美味しいですよ。
ふんわりと卵でとじた親子丼も美味しいです。