うぉっ。この芋焼酎旨かった! 日本からのもんです。
まず、焼酎で始まった、今年のサンクスギビング宴会は、友人宅でポットラックパーティーってことに。ポットラックってのは、それぞれが料理を持参で集まるパーティーのことで、こちらではよーくある宴会のパターンなんですが、集まるメンツ6名のうち3人がプロのシェフなんで、困ったことになるわけよ、こういうの。気を衒ったものはこういう時はダメです。さりげなーくがいいわけです。チカラ入れると返って変なことになりますから。
前菜オンパレード。前菜っていうか、酒のアテですねぇ。いいですねぇ、これだけ揃ってたら。何酒だって飲めちゃいます。焼酎、ビール、日本酒、ワイン。全種類飲みました。
前菜:アボカドの冷やし茶碗蒸しウニ・イクラのせ、鴨焼き漬け、ミステリアス芋、焼きキャベツごまダレ添え、もずく他……。今回のみんなの共通点は誰一人して自分の作った料理の味見をしてないってこと。なんちゅー肩のチカラ抜いた料理の数々。それがね、どれもめちゃ美味しかったんですから。味もうまーく馴染んでいて、いわゆる「ド辛い」というものは何もなし。実にいい感じの味付けでした。すごいんだから、みんな。
今日の敢闘賞は学生のジュンヤ君が作った餃子だったな。美味しかったです。「愛情」がこもってましたね、全料理の中で一番。どこで覚えたのかこのレシピをと訊くと「実家の母がいつも作ってくれる味を見よう見真似で」なんだそうだ。こういうの、いいねぇ。しっかり息子が母の味を海外で作れるようになってるってのは。ホノボノよね。就職のため彼は日本に今月帰る。国に帰っても、がんばるのだぞニッポN男児!
魚貝登場。はい、ターキーはこの宴会には参加しておりません。今年は欠場です。みんな忙し過ぎて1日ターキー焼く時間は取れませんでした。で、魚貝です。
ブラックシーバス中華蒸物、ミル貝刺身、ブルーシュリンプのアジアンソースがけ、ブルーシュリンプヘッドから揚げ、他にもアバロン刺身、ブルーフィンとろ刺身。ブルーシュリンプ、初めて食べたけど、今までに食べたことない海老の味だったなぁ。ニューカレドニア産なんですかぁ。こういう海老があるんだねぇ。日本じゃちょっとブームみたいですね、この海老ちゃん。「天使の海老」って呼ばれてるらしいですね。うん、確かに天使の味です(天使を喰っちゃった悪魔のお婆談)。
そして、よっ、ご立派っ、サンタバーバラの大ウニ。でけ〜〜っ。誰かが1つ食べると、皿のすきまが大きく空いてしまうわ。取る時、ものすごく遠慮してしまいがちな大きさのウニでした。
そして、大御所のおねーさま作のグラタン、旨いっ。最後の〆は、ここのご主人のスパゲティ・カルボナーラ。酔っぱらっていて写真撮れませんでした。すいません。
これで終わったと思ったら、ここから第2部がチーズとプロシュートと共に始まった。今度はボジョレーヌーボーで攻めてます、みなさん。飲み過ぎ、食べ過ぎで今年のサンクスギビングも良き日でございました。ごちそうさま。