うちはパプリカ運がとっても強い。数年前、ハンガリーに旅した料理教室の生徒さんが、たんまりと香りのよいパプリカパウダーを買ってきてくれ、ずーっとそれをバシッと決めたい時に使ってきた。そのパプリカも、先週最後の一振りで終わりになってしまった。残念だわ、もうあんな美味しいパプリカパウダーにはハンガリーに行かないと出会わないんだろうなと思っていたら、スペインの旅から帰ってきた生徒さんが、これも負けないほどいい香りのするパプリカパウダーをおみやげに持ってきてくれた。ねっ、パプリカ運、いいでしょ。当分これを使わせてもらいます。
彼女はスペインでタコを食べて来たそうだ。とある港町、美味しいゆでだこがどこででも食べられるんだそうだ。「どうやって料理してたの」と聞くと「茹でたタコの足をハサミでチョッキンチョッキンと切って、オリーブオイルをかけて、このパプリカをパラリ、岩塩をパラリ、できあがりなんだって。じゃっ、今日タコあるしやってみようということになり、即興でこのガルシア風タコを作った。うんま〜〜〜〜い。
彼女、この料理で1つ疑問があったんだって。この料理を盛っているのは全て木製の皿なんだって。どこに行ってタコ食べても木製の皿に盛るのはなぜ? ご存知の方いらっしゃいますか。