本日雨模様ってのは判っていたんですが、ニューヨークの鮃の事情を調べてほしいという依頼があったので、取材がてら、とりあえず行ってみようと、釣り友の船で「今最もジャンボフルークが釣れるポイント」へ。どうなるかと思ったら、ひょいと雨が上がり、釣りをしていた4時間は曇り状態キープとなりました。
今日の船長はスペイン人のリッチー。シャーク釣りがめちゃくちゃうまい人なんです。彼が目指した場所は、シネコック湾を抜けて大西洋に出てすぐのポイント。この辺は「シネコック・リーフ」と呼ばれているところです。悪天候にもかかわらず、かなりの船やパーティーボートが出てましたねぇ。みんなガッツありますねぇ。
リッチーの話によると、7月頃から未だかつてこのポイントではないほど、型のいい鮃が釣れ続けているってことです。鮃、21インチ以上でなければキープできないってのは、なかなかキツいわけで、まっ、今日もキーパーぎりぎりでいいから1枚釣れたらいいのになと思ってたんですが、見事に裏切られました、しかし、いい意味で。ほんまに大きいのが釣れるんです。今日は3人で24インチから28インチの大型まで、キーパーサイズだけでも12枚、しかし、1日一人2枚までしかキープできないので、6枚はリリースしました。キーパーサイズをリリースするなんてのは、ここ10年はなかったことです。
あまりにも良く鮃のアタリがくるので、ちょっとやそっとの雨はぜんぜん気にならず、船酔いする暇もなかったなぁ。
これの床に転がっているヒラメ、どれも28インチぐらいの大物です。厚みもすごい。3人で海に向かってケラケラ言いながら釣ってましたが、一人2枚しか持って帰れないので、釣れてもリリースする時は、「来年ドアマットの大きさになって必ずここに戻ってきてね」と鮃に声をかけて海に離しました。
その上、相棒の針にストライプドバスがかかり、これもキーパーサイズ。シーバスも絶好調。
ちょっと気がついたら、早朝は私達だけだったこのポイント、どんどん船が集まってくるのにびっくり。
モリチェスからの船「ロージー」や、シネコックからの船「シネコックスター」「ハンプトン・レディー」、もう一隻モントークのチャーターボートもきてました。 ポイントに一番近いのはハンプトンレディーですが、事前にきちんと予約を取らないと乗せてくれませんでの要予約ですね。週末の天気をよく調べておでかけください。
鮃釣りは9月6日まで。どうしても大物を釣りたい人、ヒラメファンの方々、早いうちに行ってみてください。行く際には電話で予約をいれておいた方が無難です。