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この前友達に、「香川県の人はよくおでんを食べるのか」と聞かれた。普通、「香川県の人はよくうどんを食べるのか」と聞かれることは多々あるが、「おでん」というのは聞かれたことがなかった。どうやらテレビ番組で「日本全国で一番おでんの消費量が多いのは香川県」というのがあったらしい。はてな? あぁ、そう言えば、そうかもしれない。ものすごーい数あるうどん屋には必ずといっていいくらい「おでん」が置いてあったよな。まず、うどん屋に入り、注文したら、足は自然におでんコーナーに行ってたわ、子供の頃から。うどんができあがるまで、そう「串おでん」を食べてたよ。練り物はちくわとかまぼこ以外は、高松では「天ぷら」と呼ぶ。「いか天、平天、ゴボ天、ジャコ天」こんな感じで。辛子は味噌の入った甘く辛いのが好きだった。そうかぁ、確かにみんな「おでん」食べるわ。納得。 ●アディショナルの「ちくわぶ」と「はんぺん」への疑問 さて、ニューヨークのおでんだけど、うちはいつも「紀文のおでんパック」を使ってます。その他は選択がないんだよぉ。もう1社どっかのが輸入されてたかなあ。でも、ほぼ出回ってるのは「紀文」です。練り物も「紀文」が独占状態なので、バラで買うと高く付くんで、結局セットの「紀文のおでん」を購入するわけです。それに、別モノで「こんにゃく」「大根」、それと旦那が死ぬほど好きな「ちくわぶ」が入ります。ちくわぶはあまり出回ってないのか、人気があるのか、日系スーパーではいつも在庫があるというものじゃないので、まとめて買ってうちの冷凍庫に寝かせてあります。私は四国の人間なので、「なに、コレ。すいとんじゃんか」と思い、1回、小麦粉に塩を入れて練って団子にしておでんの中にしのばせたのだが、旦那一言「すいとんと、ちくわぶは違う」と拒絶されました。何が違うのか誰か教えてください。確かにニシニシした歯ごたえは少し違うかもしれないけど。それから「ハンペン」も追加で入れます。ハンペンねえ。入ってなきゃいけないのかねぇ。 ●タコ透明だしとハッピー串 ひと工夫ということで、紀文のおでんパックは買っても、あの中に入ってる液体ダシは使いません。なーんか好きじゃない。まずいわけではないんですが。まあ、少しでもうちの家庭の味を出したいですもん。最近、昆布と近所で売ってるタコをダシに使ってます。いいダシ出ますよ。あとは醤油チョッと、お酒チョッと、みりんチョッとです。これを朝から、絶対に沸騰させないように、超弱火で煮ます。旦那は汁が透明なおでんを理想としているので、大事に大事に煮ます。けっこう手間なんだけどね、奥さんとしては。今日のはコストパフォーマンスとして串に刺しました。この方が「楽しいおでん」になります。なんか食べてて「うれしく」もなります。串に刺すだけでハッピーになれるなら、刺しましょ、刺しましょ!!! ●グンジ家特製辛子 まっ、おでんが紀文のセットものなので、何か変化をつけるなら辛子でしょう。いろいろやってみましたが、1つ明らかな結果があります。ハウスとかSBのチューブ辛子は使わないようにしてます。あれ、塩っからい。辛さ以外にしょっぱさしかないような気がします。面倒くさいけど、粉の和辛子を練って使うようにしてます。お湯で泣きながら練って練って。うちではこれに白味噌とお酢を入れます。けっこう品のいい味に仕上がりますよ。一度試してみてちょ。高松のうどん屋のは、白味噌か赤味噌に砂糖とかみりんでかなり甘めにしていて、それがおやつっぽい味をかもし出してます。これを少々のダシで伸ばしておでんに付けて食べます。 余ったおでんは翌日、小さく切って串に刺し直し、甘めの味噌辛子に柚子こしょうを混ぜて「柚子味噌」を作り塗って、夕飯の前菜として食べてます。ミニミニおでんで、気分もお味も新たに、おいしく食べられますよ。
by machikogunji
| 2006-03-08 00:38
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